何回このことについて書いてきただろう。
何回このテーマで踊ってきただろう。
何回このことを話してきただろう。
ええ。わたくしは競技ダンス出身ですから、カップルダンス・・・つまり男と女ということで踊った経験ありありです。
みなさんがよくおっしゃるように、競技ダンスは芸術ではありません。
しかしながら、コーチャーに恵まれていたのか、自分のストイックさ加減が狂気の沙汰だったのか、「MAN&WOMAN」について、骨の髄までただきこまれたおかげで、〈普遍〉にたどり着いていきました。
すでに競技選手のうちにお互いに〈普遍的な女〉〈普遍的な男〉という境地で踊っていました。
若い時は、わたしがわたしが、俺が俺が・・・・オレオレなんとかのごとく・・・・自我の極致でありました。勝ち抜いていく世界ですからわるい事ではないと思います。
競技において自我が強いということは努力もするということとつながっています。いくらオレオレ、アタシアタシ言ってても勝たなければ誰も振り向いてくれませんからね。
さて、わたくしたちは(まだここまでは、あえて”たち”といわせていただきましょう)、〈普遍〉ではとどまりませんでした。
競技ダンスでは、テクニックにおいて「リード&フォロー」というのがございます。これも言葉ばかりが走っていていっこうに真理に近づいている様をあまり見かけませんが。
これまた、すばらしいコーチャーに恵まれていまして「WEリード」つまり、お互いリードし、フォローしていくというテクニックなのですが、〈鶏卵の法則〉です。
「もうどっちでもええんじゃないの。」っていう境地です。男がリード、女がフォローなんていうステレオタイプの考えは、とっくの昔に消えています。
ちなみにわたしは生粋の男性優位主義ですけどね。このこととそのことはまったく違います。男尊女卑とも違います。フェミニストとも違います。このお話は難しいからいまはやめておきましょう(笑)
この段階において、「オレオレ」「アタシアタシ」といっていたら、リード&フォローの真理にはたどり着けません。
で、このテクニックを身に着けると、〈身体的〉にもかなり覚醒してきます。〈肉体〉の段階を超えます。
「これあたしの手?あんたの手?」「どっちでもええんじゃないの。」ってな感じです。
(わたしたちの映像 すごい昔のだけど。。。)
だんだん妖しく?なってきましたね。
ここから一気に神秘のとびらが開きましたの♪
ってところで・・・・つづく
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