どうやって見るかは、観客の自由だと思っている。
意味づけも、観客ならではの醍醐味だと思っている。
表現者と観客は表現者が作り出した場の空間を共有するというだけで、あとは、すべて観客にゆだねられていると思う。
しかし、いつも気になるのは、レッスンもそうだけど、≪無反応≫な現代人(障がい者以外)のこと。
そして、表情もいつも不満気な面持ち・・・不満なのかもしれないけど。ならば、それも発言すべきと思うけど。レッスンなのだから。レッスンというのは能動的な行為で、受動じゃないと、わたしもレッスンを受ける側だった時に能動的にコーチャーの引き出しから極意を引き出してきたので。
さて、昨日の、カンパ公演第二弾は、ラティーナス主催のひびきみかLatin Showでした。優先席も障害を持たれる方々にさせていただき、一般のお客様も結構いらっしゃいました。
作品は11月末に踊りました「SUR LATIN」そのままに。カーテンコールの曲は枯葉ではなくジェット機のサンバ♪
ノルウェー行き応援カンパ公演にふさわしい音楽で締めくくりました。
さて、ラティーナスの活躍が想像以上なので・・・というかわたしが長いことこの日が来るのを待っていた?といってもいいような反応でしたので、ご紹介します。
まず、Showの最中、観客として最高の楽しみを味わったのではないでしょうか。
かよちゃんは絶妙なタイミングで掛け声(コール&レスポンス)を打ち合わせなしで、ところどころ絶妙なシーンで「Colora!」「Mambo!」と掛け声をかけてくださいました。LATINを日ごろからレッスンし、その醍醐味を生で味わえたのではないかと思いました。知っているからこそのお得感♪みたいな。
とてもうれしかった。
そして、そして、希歩乃ちゃんはDEEP UNIT丁野のShowの中でのトークにスタンディングオベーションでエールを送るという粋な行動に!
これは、かなりハイレベルな人間力。というか外国ではみんなこんな感じですが。
日本では無反応が多い・・・・
そして、極めつけは、ラティーナス広報部長衣里ちゃんが終了後乾杯の音頭を取ってくださったのですが、突然お願いしたのにもかかわらず!
「ひびき先生のご活躍を祈って、乾杯!」と言ってくださいました!!!すごい社会性。
一般の方に突然ふったら怒られるか、練習してきて台本通り言うとかですものね。
わたしたちは、まだまだ生ものなんだということを身体を通して日々伝えている(これがDEEP MOVEMENT)のですが、思った以上に機械化されているのかもしれないと、もはや危機感よりも挫折さえ感じるのでした。
それでも!ラティーナスはじめ、弟子たちは確実に育っているので、うれしくもあります。
衣里ちゃんたちが自らの意思で率先して弟子入りしてくれるとは夢にも思わなかったので。やっとひびきも後継者ができそうです♪
次回のカンパ公演は子供たちが優先席となりますが一般のお客様も結構いらっしゃいます。立ち見なら2名くらいは入れるかもしれません。
希歩乃ちゃんが自ら申し出て、受付をしてくださいます!ラティーナス主催という自負を持ってくれているようです。二週連続で来てくれる。ありがたい弟子です。
心よりお待ちしております。
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