８月はショーやパフォーマンスで忙しかった。
というのは、わたしがとても不器用で、しかも怠惰で、稽古しないとすぐ下手になるし、忘れるしと非常に非合理的なので、無駄な時間（わたしには無駄な時間ではない。一般的にはきっと無駄な時間）をたくさん使って、だらだらと稽古するから、一つの公演やパフォーマンスがあるとそれが１時間作品だろうが、５分作品だろうが、同じだけ労力と気力と時間を必要とする。
なんとも燃費の悪い身体。
だけど、その分いいこともたくさんあって、今月も早々にご褒美をいただいた。
９月１日は、朝いつものぽれぽれダンス。ホントに出会って約１５年。よく通ってくれてます。
そして、初の障がい者イベントに参加。こちらの団体の講座に年一回参加させていただいて２年になる。
だから、仲間も数名いるので心強かった。トモ君は入院中で居なかった。会いたかった。会えるの楽しみにしていたのだけどね。ego ipseまでには元気になっていると良いな。
さて、正直障がい者イベントや老人施設などで自分の踊りを見せるっていったいどうなのかなーと思うことがある。もちろん踊り手なので、踊ることしかできないのだけど。わたしはいつも踊っているしという意味で、ほんとはみんなが踊りたいんじゃないのかなと思うわけ。楽しんで一緒に体動かしてみてくれるけど、自分で踊りたいって思っているんじゃないかなって。
だからそれを夢じゃないんだよと伝えたくて、施設や病院を回っている。「私も踊りたいのよ」という声を何度も聞いた。
忘れられないのは、余命１ヵ月の方が入院している緩和ケア病棟で「私も踊っていいかしら。」といわれた時。
そういう気持ちがポンと出てしまう空間を創りたくてショーをしていたので、踊り手冥利につきた。
重度の仲間たちは、そういう言語でさえ発することができない。だから踊りたいオーラをキャッチして、恥ずかしさや無念さなどを飛び越えてそんなこと感じる間もなく踊りの中へ引き込めたらなあといつも思っている。「出てきたい人出てきてください。」じゃ、動けない仲間やその言葉自体が理解できない仲間はどうすればいいの？といつも思う。彼たちが出てくるのではなく、いま、彼たちが居るその場所がステージになればいいんでしょ。
わたしはこういう空間の創り方も、仲間のパイオニアのひとり
檪ちゃんたちから学んだ。実際そこには、二人しかいなくても、そこに大勢の人たちが何百人もいてパレードをしているシチュエーションを創るとき、それは演技ではなく、エネルギーで投射できれば、本当にそういうグルーヴが出たりするから。そして、わたしたちのような言葉を持たない仲間のみんなはそのエネルギーをキャッチする能力にたけているので、すぐさまその世界へ入れる。
その技量をわたしたち健常者といわれている五体満足なものたちが少しでも習得できれば、もっともっと素敵な社会が築き上げられるのだと感じる。
ふしぎな友達プロジェクトの本当の趣旨はそういうことなんだ。
だけど、それを言語に起こすと、ヘンな偽善を生むし、障がい者のためというレッテルを貼られるし、どうしても真から彼たちの素敵を自分たちも取り入れようという気持ちを健常者から引き出せなく、「良いことしてますね。」で片付けられるか、「障がい者なのに凄い。」「障がい者だから凄い。」って思っていて、全然彼たちから盗もうとしないから、もう社会は彼たちがパイオニアになって先に行ってしまうしかないなという気持ちになっている。
それには、わたしから出向くことが必要で、ホントに一人では回りきれないこともある。だけど、こういう活動を真からやりたいと思っている人はまだまだ少なく（ビジネスにしようとかイイことしたいという考えはすぐ浸透するみたいだけど）、なかなか続かない。だから自分でできる範囲だけ、とっても小さい活動しかできないけど、そこここで生れる奇跡は宇宙レベルだから、それで満足でもある。
そして、いまや仲間はもう数え切れないほどいるしね。
おっと、何書いてるかわからなくなった(;^_^A
それで、このあと、秋田に向かったわけ、着替える時間もなかったから汗だくのまま。
なんか今疲れが出てる。
それから、初台の龍の気の通り道路地テアトロ（ボディワークギャラリー響）は、時折台風とか地震とかその時間だけ来ない時もあって、
この間様々なことが中止になったあの日（秋田から帰った翌日）、YUSOとATHUSHIはレッスンに来ました。
この笑顔を見ちゃうと、台風もよけちゃうよね(;^_^A
わたしもがんばろ～。
さてさて、今度の日曜日はウェディングパーティーで踊ります。
結構ウエディングパーティーで踊らせていただく機会多いです。（知らない人のウェディングパーティーで踊ったこともある。良いギャラだった♪）
みなさん末永く幸せになっております。ひびき踊りはラッキーアイテム☆
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