今回の再演は、いままで経験した再演とはだいぶ違う感覚がありました。
作品が良かったのかもしれません(自画自賛しておこう)が、身体の変容に対する葛藤が、とても充実していました。いつもなら受け入れるべきか否かの葛藤は、単なる自己満足かそうでないかというせめぎ合いのレベルだったものが、今回は少し違っていて、同じような葛藤もあったものの、もっとなにか得体の知れない変化の波と永遠の戯れの中で、交互に優位?に立ちながら?交流をしているような・・・・・・・・・・・・と、もはや言葉は無力です。。
誤解を恐れずあえて言えば、踊りもちゃんと熟成できるという確信と、このところ表現者としてのわたし自身の使命(と言うとカッコよいのですが・・・)をちょっとおざなりにしていたのを、年初め、ささいな事件?をきっかけに思い出した(というか肝に銘じた)ことも功をなしたようです。
ともあれ、この体験はこれからの表現活動において何らかの影響を及ぼしてくるのではないかと予感しています。
以下、路地テアトロ音楽監督神代氏のコメントです。
リアリティマイノリティパーソナリティを終えた。15時と20時の2回の公演。ご来場の皆様ありがとうございました。10月の公演に比べるとはるかに動態が透明化されてよりわかりやすくなった。舞踏では始まる人生観のような一面と死生観ような一面を十分に発揮した気がする。オルゴールのワルツに身体はとめどもない躍動を伝えてくれていた。オリジナリティあふれる鍵盤ハモニカとフリューゲルホーンの作品はラテン身体の様子を垣間見せつつ連帯をほのめかす。激しすぎるアルゼンチンタンゴと杖の妙味・・あたらしい。
ともあれ音の1時間と身体の1時間が見事に表現力を増幅させた路地ならではの公演であったことは間違いないと確信しました。jindai
最近のコメント