リレーションシップ、パートナーシップ

といえば、カップルダンスの専門分野です。(得意分野 (^^)v)

カップルダンスをやるうえで、一番磨かれる技術だと思います。

 

言葉だけの意味でとらえるとリレーションシップやパートナーシップというものは軽い解釈で歩いて行ってしまいます。(おいていかないでぇ~)

言葉の意味のまんまから考えちゃうと大抵は・・・我慢どころのような、妥協の必然性のような・・・よくわからないものにされがちです。(ダンスだろ~~忘れるなっ 笑)

 

そういった妥協や我慢や必要ウソとかではなく、

わたしが言うところのそれは、ちゃんとしたテクニックのことです。

 

力学的なことです。

身体技法ですから、空間や重み(重力)を伴います。

実はそこに音楽が存在しているので、音楽と共にあるダンスには必然な技法なのですが、

これが二人で奏でるとなると少し複雑化します。

 

お互いの「意識」が身体ではなく、心にある場合は特に・・・どんどん逸れていきます。

 

 

 

他に、カップルダンスでは「リード」や「フォロー」という、これもまた役割が決まっていると思われているテクニックのひとつがありますが、先にあげた「リレーション」「パートナシップ」の素材となるものです。

カップルダンスにおいて、男性がリード女性がフォローと一般的には言われています。

 

ホントかしら。と思ったことはないですか?

 

 

リード&フォローを追求していくと、

「ニワトリ 卵」に必ず到達します。まあ、なんでもそうですよね。パラドックスだったり。

 

つまり、どちらが「リード」しているのか「フォロー」しているのか、断言できない関係になるのです。

 

で、それを超えると、どちらが「リード」でどちらが「フォロー」だとかが、〈全く重要ではない〉という、リレーションシップに至るわけです。

与える側と受け取る側の関係性が重要でなくなるのです。

どちらがスタートしたのかさえ、「ニワトリ 卵」になっていくからです。
これこそパートナーシップ!(そういえばベストパートナー賞もらったような・・・)

つまり、逆を言えば、あまり良くない動きの時もどちらが原因?かと云えなくなるくらい「ニワトリ 卵」になるので、ケンカもしなくなります。

 

未熟なうちは、上手くいかない原因は全部相手だと思っていますから(経験ありますね  笑)、
ケンカが絶えないでしょう(隣の家の屋根の上にシューズが飛んでたとか)。

 

少し上達してくると、どちらが原因かが客観的にわかってくるのでケンカは減るでしょう。

このあたりで、まあまあ中級か初級の上くらいでしょうか。。

 

先ほどの「ニワトリ 卵」の境地へ行くと!

「どっちが原因」かが重要でなくなる(良くても悪くても)ので、本来の目的である創造の境地、表現への追求に楽しく行けるわけです。ケンカもないです。

ディスカッションのクオリティが上がります。理屈も空論も存在しなくなります。

現実的、物理的なことから目を離さなくなるからです。心情にうったえなくなると言いましょうか・・・・プロの境地ですね!

 

こういったことをライバルと競いあいたいものです・・・・これこそ華麗なる闘い☆

別に闘わなくてもよいのだけど、競技の場合ね。

 

 

しかし、悲しいかな、それ以前・・・まず唯一の味方の相手と争い、または譲歩、我慢の連続、妥協・・・などで急場をしのぐので、人間関係は壊れないかもしれませんが、肝心のダンスは上達しません。むしろ壊れます(なんだか社会の仕組みと似てる)

 

 

あら残念!

目的はなんだったのかしら~?

ただし二人が上手くいっていればいいのであればそれもよしかもしれません。(ダ・ダ・ダ・・・ダンスは???)

 

 

ここでも身体は精神や心には敵わない場合が多いのです。

うーん。身体表現愛好家のわたしとしては、悲しい~~。

 

この、「リレーション」「パートナーシップ」「リード&フォロー」には重力のある世界の宝と言ってもいいくらい、素晴らしい体感が伴いますが、目的?がこのテクニックを習得するという確固たる意志と根拠がないと到達できないむずかしさはあります。

 

が・・・・

技術的なむずかしさはないです。

 

 

ここがポイント(重要)で、技術的な難しさなら諦めもつくでしょう。
やはり、どう努力してもできないこともあるわけです。(しょんぼりですが)

 

しかし、それ以前も以前、思考の相違程度が原因で、その体感を一度も経験しないなんて・・・

身体が原因じゃなくて、マインドが原因なんてぇ~。ダンスなのにぃ。

 

 

わたしの場合、幸か不幸かその道のエキスパート(っていうか追求が半端ない!)のコーチャーや仲間とばかり出会ってきたので、まるで当たり前のように追求してきた身体技法であったわけです。

単にテクニックです。

しかしながら、上述したように、身体能力や技術の未熟さとは関係ない理由で、体得できない場合が多いのです。

 

 

 

 

もったいない!・・・は、おせっかいの始まり。つまり、エゴですな(汗(^-^;)

 

なので、口をつぐみましょう。

 

終わり(いきなり)

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